11日、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、横浜DeNAベイスターズ・筒香嘉智と、2012−2015年シーズンでチームの監督を務めた中畑清氏の対談を放送した。

中畑氏から「3億円プレーヤーになった?」と単刀直入に訊かれた筒香は、「はい」と苦笑い。「僕は5千万」という中畑氏にたじたじになりながらも、筒香は「中畑さんから素振りの大切さを教えて頂いた。そこから真剣に素振りをするようになった」と言葉を続けた。

すると筒香は「部屋を真っ暗にして、ひたすらバットを振る」という。中畑氏は、「ONの時は凄かった」と長嶋茂雄氏や王貞治氏が暗闇で素振りを行い、その音を聞き分ける練習を行っていたことを挙げ「集中している時は、バンッ、バンッって空気を斬る(音がする)」などと語った。

さらに今年のキャンプでは、長さ約85cm、重さ約1.3キロの長い棒のようなバットで練習をしている筒香。「バランスというか、イメージは刀」と話すと、「前で振り過ぎたり、自分の重心の中から外れると、ちゃんと振れないようになっている」と説明。特殊なバットで練習することで、バッティングフォームを固め、コンパクトで力強いスイングができるようになるという。

その他にも、来月に控えるWBCについては「国を背負って戦うのは特別。小さい頃、テレビをつけたら松井秀喜さんとかイチローさんが常に活躍していて、僕もプロに入ったんだから子供達にそういう風に思って貰えるような選手になりたい」と語った筒香。その最後には「もちろん4番を打ちたい」と意気込んだ。