14日放送の「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(朝日放送)で、東海大学教授の金慶珠(キム・キョンジュ)氏が「平和の少女像(慰安婦像)」設置に理解を示し、出演者から集中砲火を浴びた。

番組では、少女像設置をめぐる日韓両政府の衝突を特集した。慰安婦問題については2015年12月28日に日韓合意という形で、「最終的かつ不可逆的に解決」したとされている。だが、2016年12月には韓国・釜山市の日本総領事館前に新たな慰安婦像が設置された。

日本政府はこの件が合意に反するとして、駐韓大使の一時帰国などの対抗措置に出ている。この対応に、韓国政府も「非常に遺憾」「両政府間の信頼関係を基に韓日関係を発展させていかなければならない」と、批判的に言及している。

この問題に関して金氏は、日本政府の言動にも問題があると指摘した。稲田朋美防衛大臣(当時、自民党政調会長)が2016年2月に「少女像の撤去は10億円支払い拠出の前提」と発言したことが、今回の日韓合意の本質を変容させてしまったというのだ。つまり10億円は元慰安婦たちへの支援を日韓双方で行なう協力事業のために用いるとした合意が、稲田氏の「前提」発言によって少女像の撤去を10億円の拠出条件にされてしまったというのだ。

さらに金氏が、少女像の撤去は韓国政府にとってあくまで「努力義務」だとコメントするや、出演者から不満の声が噴出。元財務官僚の高橋洋一氏も、大使館前の像が、外国公館の安寧を妨害したり、品位を損なったりすることを防止するために定められたウィーン条約に違反しているとし、10億円とは関係なく撤去すべきだと指摘していた。

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