「バブル景気」が始まった1986年12月の出来事まとめ

写真拡大

年末年始の平野ノラさんの忙しさに思いを馳せるみなさんこんばんは、バブル時代研究家のDJGBです。

バブルの渦中にあるとき、それがバブルだとは気づくことのできる人は、残念ながら少数派です。
諸説ありますが、「バブル景気」とは1986年12月から1991年2月までの4年3ヶ月(51ヶ月)に起こった資産価格の上昇を指すのが一般的。
そこで今日は、「バブルが始まった」とされる1986年12月にスポットをあてて、重要なニュース、そうでもないニュースをピックアップしてみましょう。

■ この記事の完全版(全画像・動画付き)を見る

[ 12月1日 ]
■三洋電機がCIを導入、SANYOロゴが誕生

1980年代中ごろから「CI(コーポレートアイデンティティー)」という名のもと、新しいロゴを導入する日本企業が増加します。分割民営化に伴うNTT(1985年)やJR(1987年)などは、その代表格と言えるでしょう。三洋電機も、東京三洋電機との合併に伴い「SANYO」のワードマークを導入しますが、現在ではパナソニックに吸収されています。

[ 12月2日 ]
■『ジョジョの奇妙な冒険』連載開始

『少年ジャンプ』誌上で荒木飛呂彦による『ジョジョの奇妙な冒険』の連載がスタート(掲載号は1987年1・2号ですが、発売は1986年12月2日)。「日本のメディア芸術100選」マンガ部門で2位に選出されるなど国際的な評価も高く、その累計発行部数は2016年12月時点で1億部を突破しています。

[ 12月6日 ]
■映画「トップガン」日本公開

Berlinの「Take My Breath Away」とともに、トム・クルーズ、ケリー・マクギリスのキスシーンを思い出す方も多いでしょう(♪デデデデデ〜ン)。フライトジャケット「MA-1」が流行するきかっけとなったのがこの映画、と言われることも多いのですが、実際にトム・クルーズが劇中で着用しているのはレザー製の「G-1」で、「MA-1」は出てきません。

[ 12月9日 ]
■ビートたけしらフライデー編集部を襲撃

もはや芸能史の伝説となってしまった感のあるフライデー襲撃事件。翌10日にはファミコンソフト「たけしの挑戦状」の発売を控えた絶妙?なタイミングでの出来事でした。30年後の今年、フライデーが同じ12月9日に成宮寛貴さんの大スキャンダルをぶつけてきたのは、何かの因縁でしょうか…。

[ 12月10日 ]
■「プロ野球 ファミリースタジアム」発売

現在まで続く定番野球ゲーム「ファミスタ」シリーズの第一作も1986年12月発売。価格は3,900円でした(消費税の導入は1989年のこと)。前出の「たけしの挑戦状」や、「トランスフォーマー コンボイの謎(12月5日)」、「アルカノイド(12月26日)」など、この月だけで30本のファミコンソフト(ディスクシステム含む)が発売されています。

[ 12月10日 ]
■C-C-B 「ないものねだりの I Want You」発売

3rdシングル「Romanticが止まらない」(1985年1月発売)の大ヒットで一躍スターとなったC-C-B。そこから2年足らずで6枚ものシングルをリリースし、この9thシングル「ないものねだりのI Want You」では日本語ラップにも挑戦。グループ初(そして唯一)のオリコン1位を獲得しています。

[ 12月21日 ]
■久保田利伸「TIMEシャワーに射たれて」発売

久保田利伸の2ndシングル。その日本人離れした歌唱力はすでに完成されていましたが、セールス的にはオリコン34位と振るわず。同じく日本語ラップを採用したC-C-Bのヒットとは対照的です。B面は「流星のサドル(Dub Version)」でした。

[ 12月23日 ]
■ロッテ・落合、深夜の衝撃トレードで中日へ

この年、3度目の三冠王を獲得したロッテオリオンズの落合博満内野手と、中日ドラゴンズの牛島和彦投手、平沼定晴投手、桑田茂投手、上川誠二内野手とのトレードが決定。衝撃の発表は夜も更けた22時15分のことでした。落合は移籍先の中日と推定1億3,000万円で契約、日本人野球選手初の1億円プレーヤーになりました。

ちなみに落合に触発された東尾修(当時西武)は、この直後の契約更改で、球団から提示された年俸9,500万円という金額に対し「自分で500万円を払うから1億円にしてくれ」と懇願し、晴れて投手初の1億円プレーヤーとなった、というエピソードが残っています。

■まとめ:オカネの話、増えてますか?

CMのおかげで、1980年代がずっとバブル時代であったかのような印象をお持ちのナウなヤングも少なくない昨今。ふり返れば確かにこのころから、オカネの話題を耳にする機会が増えていたような気もします。

前月の11月には、1株119万7,000円の売り出し価格でNTT株の購入申し込みがスタート。17〜26日の申し込み期間中には165万株の売り出しに対し、1,058万件の申し込みがありました(上場は翌年2月9日)。また11月25日には、東京・有楽町の三菱銀行有楽町支店前で現金3億3,000万円が強奪される事件も発生。のちにフランス人のグループによる犯行であることが判明しました。

「価値の評価」は、いつの時代も難しいものです。落合の年俸は、2年連続三冠王の実績からすればむしろ安いようにも感じますが、当時としては衝撃的な金額でした。また少なくともレコードの売上という観点では、久保田利伸よりもC-C-Bの日本語ラップのほうが高く評価されたのも事実です。「ファミスタ」の3,900円は、ファミコンのカセット価格としては比較的安価ですが、先ごろ公開されたアプリ「スーパーマリオラン」の1,200円と比較するといかがでしょうか。

今年の12月、みなさんのまわりでオカネの話、増えてますか?
少なくとも平野ノラさんの年収は、確実にバブル気味ですのでどうぞご注意を。

(バブル時代研究家 DJGB)

※すべての画像・動画は元記事からご覧ください。(元記事は下部の関連記事からご覧いただけます。)