途中出場ながら守備でリズムを作り、点差を広げられた80分にネットを揺らした岡崎。 (C) Getty Images

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 現地時間12月3日、プレミアリーグ14節のサンダーランド対レスターが行なわれ、岡崎慎司の所属するレスターは1-2で敗れた。
 
 この試合、岡崎ではなく負傷明けのイスラム・スリマニをヴァーディーとの2トップで先発起用したレスターだったが、リーグ戦4戦未勝利のチームはこの日もエンジンがかからず、最下位に沈むサンダーランドに立ち上がりの主導権を奪われてしまう。
 
 再三に渡って攻め込まれるレスターは、GKのロン=ロベルト・ツィーラーの活躍もあり、何とか前半をスコアレスで折り返すも、64分に均衡を破られてしまう。
 
 右からのCKにヤン・キルヒホフが合わせると、これがレスターのCBロベルト・フートに当たってゴールへと吸い込まれて先制点が生まれたのだ。
 
 このタイミングで、レスターのクラウディオ・ラニエリはスリマニに代えて、岡崎をピッチへと送り出す。
 
 岡崎は交代直後から前線でエネルギッシュに動き回って、チームに活力をもたらす動きを見せたが、この日本代表FWの躍動も虚しく、レスターは自陣でのこぼれ球を相手FWのジャーメイン・デフォーに流し込まれて追加点を奪われてしまう。
 
 これで後がなくなり、攻勢を強めたレスターは、80分に岡崎が一撃を見舞う。
 
 敵陣左サイドを個人技で突破したデマライ・グレイからのグラウンダーのクロスをニアサイドに走り込んだ岡崎がワンタッチで流し込んだのだ。
 
 日本代表FWのゴールで一矢を報いたレスターは、終盤に猛攻を仕掛けるも、自陣に引いて構えるサンダーランドの堅陣を崩しきれずに敗戦となった。
 
 最下位のサンダーランドに敗れ去ったレスター。これでリーグ戦は5戦連続未勝利で、暫定ながら降格圏内の18位まで2ポイント差の勝点13で15位に順位を落としている。
 
 苦戦の続くレスターは、12月10日に行なわれるプレミアリーグ15節でマンチェスター・シティとのビッグゲームを迎える。