デートと言えば麻布や恵比寿を選びがちだが、人気エリアは思わぬ所で知り合いに遭遇してしまうリスクも…。訳ありデートには、恵比寿からもタクシーですぐの隠れ家エリア“白金”というチョイスはいかがだろうか?

今宵のデートですぐに使える、白金の名店4店を紹介しよう。



店内は連日多くの客で賑わう
日本にいながらにしてナポリを堪能『TARANTELLA da luigi(タランテッラ ダ ルイジ)』

白金高輪


本場南イタリアのナポリを堪能したければ、ここを押さえておけば間違いない。閑静な白金エリアにひときわ目立つ明るい建物、ここが『TARANTELLA da luigi(タランテッラ ダ ルイジ)』。

入口から一歩足を踏み入れれば、まるでそこは本場イタリアにいるかのような雰囲気が広がる。

それもそのはず、薪窯や内装、照明など、日本にいながらにしてナポリを堪能できるよう店内の雰囲気までナポリを追求しているという拘り。



静岡産しらすとチェリートマトがたっぷり乗ったピッツア

もちろん店の雰囲気だけでなく料理も本物。イタリア滞在中にシェフが自ら食べ歩き学んだ、サルデーニャやナポリの郷土料理が名物だ。

必食は、釜で焼き上げるナポリピッツア。タイルまでナポリのものを使用したというピッツァ用の薪窯は、店の中でも圧倒的な存在感を放つ。

オリジナルのトマトソースを使ったマルゲリータはもちろん、揚げピッツアや包み焼ピッツアなど種類の多さにも圧倒される。



「魚介のフリット」は大きな海老も丸ごと揚げてしまう豪快な一品

ここで食べる料理は、どれも郷土料理を創作することなく本場の味に忠実な正真正銘本物の南イタリア料理。



ピッツアだけでなくパスタも豊富。大穴あきパスタ「パッケリとナポリのミートソースとリコッタチーズ」

美味しいワインとともにシェフの長年の経験から創り出される伝統料理を楽しめば、彼女との会話も盛り上がり、デートも必ずや成功へ導いてくれるはず。




オープンキッチンのカウンターはシェフとの会話も楽しみのひとつ
美味しいパスタをリクエストされたら『グラッポロ(Grappolo)』

白金台


通称プラチナ通りと呼ばれる外苑西通り沿いに店を構える『グラッポロ (Grappolo)』は、“美味しいパスタが食べたい”とリクエストされた時に覚えておきたい隠れ家。

どこかリゾートを思わせるリラックスした佇まいとイタリアンカントリーモダンのスタイリッシュな雰囲気は、地下にいるということを全く感じさせない。店内中央にはオープンキッチンを囲うライブ感のあるカウンター席を構え、ワインを片手にシェフとの会話も気軽に楽しめる。



「キャビアのクリームのタリオリーニ」タリアテッレよりも少し細めのタリオリーニはクリームによく絡む

名物は8種も揃った自家製の生パスタ。パッパルデッレ、タリオリーニ、タリアテッレ、フェットチーネ、ニョッキ、オレッキエッテ、キターラ、ガルガネッリ、ラザネッティ、メッツァルーナ、マルタリアーティ…。

その日手に入った食材を活かし、肉や野菜の歯ごたえ、調理法に合わせて麺を組み合わせ絶品のパスタを提供してくれる。なんとその数は40種類以上!



シンプルにマスタードで頂く、炭火焼岩中豚肩ロースの炭火焼き

もちろん、パスタ以外にもイタリアンの郷土料理やボリュームあるメインも充実。“こんなものが食べたい!”というリクエストにも応えてくれるシェフの柔軟さも、カウンターの客をワクワクさせてくれる。

リラックスできる店の雰囲気に加え、シェフの料理に厳選されたワイン、全てが組み合わさりこの店の魅力が最大限に発揮される。気軽にしかもお洒落においしいイタリアンが楽しめる、そんな贅沢な要望をサクッと満たしてくれる一軒。

グルメな彼女の五感も必ず満足させてくれるはずだ。


星付きフレンチをリーズナブルに!



雲丹とキャビアがたっぷりのさわやかなジュレ
リーズナブルに星付きフレンチデートなら『ルカンケ (REQUINGUER)』

白金台


「ミシュランガイド東京2016」で、二年連続星を獲得した名店『REQUINQUER〈ルカンケ〉』は、白金台のいちょう並木、プラチナ通りから路地を少し入ったところにある小さな一軒屋レストラン。

ここでは国内のホテルや本場パリで修業を積んだシェフが創り出す、本格フレンチとフランス各地のワインを様々なスタイルで楽しめる。



「黒トリュフのウブルイエ サマートリュフ添え」

料理はコースがメインだから、初めてのデートでも料理のチョイスに失敗する心配がない。しかも価格は5,300円からというリーズナブルな設定にも驚きだ。

見た目の美しさだけでなく、ボリューム感も正統派フレンチらしさを持ち、素材の持ち味を生かすのがシェフのスタイル。旬の食材を贅沢に使い、一皿一皿に妥協なく手間暇と情熱をかけて作り上げる料理はどれも絶品。



蝦夷鹿の肉とフォアグラの一体感を感じる「蝦夷鹿のパイ包み」

シェフのスペシャリテは「蝦夷鹿のパイ包み」。

しっかりめに焼いてサクサクとした食感を出したパイ生地に、蝦夷鹿の肉とフォアグラの旨味をぎゅっと閉じ込めている。



ワインにも拘り、フランスを中心に厳選した100種類を取りそろえている

店名の「ルカンケ」とはフランス語で「元気なって」と言う意味。美味しい料理と美味しいワインを楽しみながら、「元気なって」ほしいという想いが込められているという。

少し灯りを落とした暗めの空間は白金らしい落ち着きがあり、ゆっくりとした時間が流れる。今宵も2人の距離をグッと近づけてくれるに違いない。




ポテトサラダから水餃子、ひよこ豆ペースト・フムスなど…、ジャンルレスなメニューのラインナップ
グルメ通な彼女を誘うなら『酒肆ガランス (シュシガランス)』

白金高輪


一度この店に来たらハマッてしまうリピーターが多いという、『酒肆ガランス』。

“外食経験値”の高い大人達の間でじわじわと人気が出ている隠れ家だ。店名の“酒肆”とは「酒を並べる」という意味で、諸国の料理や酒がボーダレスに並び、初めて店を訪れる客は誰もが「ここって何屋?」と反応する。



オープンキッチンのカウンターで、ワイン片手にカツ丼を食べるという異空間が楽しい!

オープンキッチンの様子を見渡せるカウンター席に陣取ってメニューを手に取れば、居酒屋の定番・ポテトサラダに、中東ではおなじみのひよこ豆ペースト・フムス、トリュフ塩添えのベルギーポテトフライ、生地から自家製の水餃子に、揚げたてのカツを卵でとじるカツ丼などなど、ジャンルレスなラインナップに驚く。



外食経験値の高い大人達の間でじわじわと人気が出ている隠れ家

料理とともに味わうアルコールも、ワインのみならず希少な日本酒・焼酎、ウイスキーなど充実のラインナップだ。

多岐なジャンルの料理を提供しながらも、ひとつひとつの料理はどれもレベルが高いから安心してほしい。

“こんな店、はじめて!”とツウの彼女も喜んでくれるに違いない。