【食費ダウンへの近道】買い物のムダを減らす!5つの習慣

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節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、食費ダウンに直結する賢い買い物習慣をレクチャーしてもらいました!

食費節約のキモは「買い物」にあり!


「食費を節約したいけれど、なかなか上手くできません」とお困りのメッセージをいただくことがあります。食費の節約がうまくいかない理由として考えられるのが、レパートリー不足と、残った材料を組み合わせて献立を作る献立力不足です。 そしてそれ以前に、ムダな買い物をしている可能性が大!

買い物の際にどれだけムダの少ない買い物ができるかによって、その後の保存や調理にも影響します。まずは、買い物でムダが出にくくなるような習慣を身につけましょう。

【習慣1】調味料の買い物メモをつくる


買い物へ行く直前に買う物を書き出すと、調味料などたまにしか買わないアイテムは抜け落ちてしまうことが多いもの。 そして調理時に在庫がないことに気付き、慌ててスーパーやコンビニに買い足しに行くと「ついでだから」と余計なものまで買ってしまいがちです。

そうならないためにも、冷蔵庫にメモを貼っておき、調理時に在庫が少ないと思ったら、そのメモに記入する習慣を取り入れて買い忘れを防ぎましょう。

【習慣2】スーパーでカートを使わない


スーパーに入ったら、何も考えずにカートに買い物カゴをセットしていませんか?カートでの買い物はラクですが、その分スーパーにいる時間が伸びてしまいがち。

滞在時間が伸びれば伸びるほど、カゴに入るアイテム数が増えてしまい、結果的にムダにつながるのです。滞在時間を減らして効率良く買い物をするためにも、カゴだけを手に持ってその重さを感じながらサッと買い物をを済ませましょう。

【習慣3】必要最低限のお金しか持たない


お財布に2000円だけ入っているときと1万円入っているときでは買うものが変わります。

1万円やクレジットカードで払う場合は、レジでお金が足りなくなることはほとんどないので、必要な食材に加えて必要かもしれないという食材もカゴに入れてしまうのでムダが出やすくなりがち。一方、2000円しか持たずに買い物すると、支払いの際に足りなくなる可能性があるため、優先順位の高いものだけに絞って買い物することができ、ムダが少なくなるのです。

最近食費を使い過ぎているかも…と思い当たる方は、必要最低限のお金だけを食費専用の財布に入れて、お買い物へ行ってみましょう。

【習慣4】特売品に出会ったらレシピを3つ思い浮かべる


買い物へ行くと出会ってしまうのが、特売品です。特売品には、広告の商品と消費期限が近い値下げ商品とがありますが、いくら特売品だからと言ってやみくもに買って良いわけではありません。

もし、消費期限間近で半額シールが貼られている商品を買おうと考えているなら、その食材を使ったレシピを3つ思い浮かべられれば買っても良いというルールを決めてみましょう。3つ以上思い浮かばないのであれば、たとえ安く買ったとしても、余った食材を有効に使えない可能性があるので、見送る勇気を持ちましょう。

また、あらかじめ買う食材を決めて買い物をしている時に特売品に出会ってしまったら、買う予定だった材料と交換するというルールを決めると買いすぎが防げます。

【習慣5】会計の前にカゴの中見をチェック!


買い物を終えたら、カゴの中身をチェックして買い忘れはないか、必要以上に買っていないか?など最終確認をしてからレジへ向かう習慣をつけましょう。

チェックすることで買い忘れの防止にもなるほか、気付かないうちに子どもや夫にカゴに入れられてしまったものを棚に戻したり、今すぐ必要ではないものは買うのをやめるなど、ムダのチェックが可能になります。予算内に収まっているかどうかも、この時点で最終確認しましょう。

普段の買い物もちょっと意識を変えるだけでも、ムダを減らすことができます。ぜひ、できそうなことから習慣化してみてくださいね。

丸山晴美さん


旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
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