ソラーリ氏、レアルBチーム指揮官に昇格へ…母国クラブの就任打診に断り

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 レアル・マドリードのU−19チーム(フベニール)を率いていた元アルゼンチン代表MFのサンティアゴ・ソラーリ氏が、同クラブのBチーム(レアル・マドリード・カスティージャ)の指揮官に就任する見通しとなった。スペイン紙『アス』が23日に報じている。

 報道によると、ルイス・ミゲル・ラミス監督の退任を受け、ソラーリ氏がレアル・マドリード・カスティージャの指揮官に就任する模様。同氏は現在、フベニール(U−19)のAチームを率いており、内部昇格という形になる。なおソラーリ氏の後任には、フベニールのBチームで指揮を執っている元スペイン代表MFグティ氏が昇格する見通しだ。

 ソラーリ氏は1976年生まれの39歳。選手時代は2000年から2005年にかけてレアル・マドリードでプレーし、2度のリーガ・エスパニョーラ制覇、2001−02シーズンのチャンピオンズリーグ制覇などに貢献した。2005年にインテルに移籍し、アルゼンチンのサン・ロレンソやメキシコのアトランテでもプレー。2011年にウルグアイのペニャロールで現役を引退した。引退後、2013年からレアル・マドリードの下部組織で指導者を務め、今年1月にジネディーヌ・ジダン監督がトップチーム指揮官に就任したことに伴い、フベニールのAチームに昇格して指揮を執っていた。

 なお今回の報道によれば、ソラーリ氏のもとにはサン・ロレンソからもオファーが届いていた模様だが、母国アルゼンチンの古巣クラブでトップチームを率いる選択をせず、レアル・マドリード残留を決断したようだ。