日本人が設計の新カンプ・ノウ、3Dのデザイン映像が公開!近代的でかっこいい

写真拡大

21日、バルセロナは新カンプ・ノウに関する記者会見を行い、3Dによる新たなデザインを発表した。

バルセロナではカンプ・ノウの全面改築にともない新デザインのコンペを実施。各国45の事業者が参加していたのだが、日本の日建設計がこれに勝利し、見事受注が決定していた。

キャパシティは10万5000ほどに拡張されることがすでに決まっていたのだが、今回のプレゼンテーションで新しいデザインが明らかになっている。

モダンな外観が何よりも目を引く新カンプ・ノウ。

屋根がつけられたドーム型となり、スタジアム内部にはデジタルサイネージが取り付けられるようだ。

スタジアムの拡張過程はこちら。予定では2017年から2021年にかけて工事が行われることになっているが、4つのフェーズで構成されるようだ。

なお、今回のプレゼンテーションには設計を担当した勝矢武之氏も出席。

同氏は「我々はスタジアムの周りに、巨大な折り紙の一部のように広大な緑のあるオープンスペースを作る。スタジアムへ向かう人の流れが妨げられないように整える」とコメントしており、日本文化とカタルーニャ文化の融合がテーマになっているようだ。

なお、カンプ・ノウ(Camp Nou)とはカタルーニャ語で「新しい大地」を意味する。

そのため、「新カンプ・ノウ」とすると「新しい(Nou)」という意味がダブってしまうが、バルセロナは「Nou Camp Nou」としている。