17日、台湾でパスポートにシールを貼る行為が再び物議を醸している。写真は「台湾国」と書かれたシールを貼ったパスポート。

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2016年2月17日、台湾でパスポートにシールを貼る行為が再び物議を醸している。

昨年、台湾のパスポートの表紙の「中華民国」の文字を覆い隠すように「台湾国」と印字されたシールを貼り付けて入国審査を通過しようとする台湾人が入国を拒否されるケースが相次いだ。

9月には、台湾の政治家・呂欣潔(ルー・シンジエ)氏がオランダの入国審査で「台湾国」のシールを貼ったパスポートを見せると、別室に連れて行かれシールをはがすよう求められた。呂氏は「台湾は独立国家です」と訴えたが、係官からは「シールを貼れば独立したことになるのですか?」と反問されたという。台湾当局はこうした事態を受け、11月にパスポートに関する行政命令を公布。パスポートにシールを貼ることなどを明確に禁止した。

ところが、ネットユーザーによって作られたフェイスブックの「台湾パスポートステッカー」の公式アカウントによると、パスポートに「中国国民党を無期限に支持する」「両岸(※中国と台湾)は共に中華人民共和国に属する」と印字されたシールを貼って台湾の桃園空港で出国手続きを行ったところ、なんとそのまま通過できてしまったのだという。国民党は親中派と言われる現政権で、先日行われた総統選で5月に独立派の民進党政権が発足することが決まっている。

「台湾パスポートステッカー」は、「驚いた。『台湾国』のシールを貼るのはいけないのに、売国行為は許されるのか」としている。ほかのネットユーザーからは、「これはまさに国民党・馬政権が売国行為を行っているという最高の証明だ」「ダブルスタンダードだな」「つまり、シールを貼る行為自体は違法ではないってことだ」「もし事実なら職員の給料は没収だ。彼らは台湾ではなく共産党に属しているんだからな」といった声が相次いだ。一方で、「そのまま通しても批判され、通さなくても批判される。職員を困らせるなよ」といった意見も見られた。(翻訳・編集/北田)