7 Ways To Keep Your Startup Marketing Lean

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成長にかかるコストが高くつくとは限らない

もしスタートアップ企業を立ち上げたばかりなのであれば、会社の露出を出来るだけ多くしなければならないことはわかるだろう。資金が潤沢でない時には、コスト効率のいい戦略が必要になるかもしれない。

ありがたいことにデジタルマーケティングは非常にスケーラブルだ。効率的でゴールが定まった活動を今すぐ始めることができ、自由になるリソースが増えるにつれ更なる戦略を組み立てることができるようになる。

ブランドの認知度と価値を確立する

目立つロゴやスピーチ、デザインなどでより多くの人があなたのブランドを認識するようになれば、それだけ彼らがコンテンツに触れ、変革をおこすチャンスも増えるようになる。会社を長くやるにつれ、製品やサービスは自然と良くなっていくものだが、ブランドの認知度というものは自分のビジネスのゴールに対する保険みたいなものだ。

「あなたが望むどこにでも」のような、キャッチ−とはいえ意味が漠然としたスローガンでブランドの価値が生み出せると考えてはならない。市場におけるあなたの会社のシェアはまだまだである。認知度と信頼を得るために、スタートアップ企業は分かりやすくエモーショナルな訴えかけを行わなければならない。

今のスタートアップ企業は昔と比べてお金をかけずともブランドの認知度・価値を生み出せるようになってきている。若い一個人ですらSNSを使ってフォロワーたちの共感を生む印象的なブランドを作り出すことが出来る。有名なYoutuberであるジェナ・マーブルズやピューディーパイなどはたくさんの俳優や女優たちよりも多くを生み出しているが、彼らのスタートは無料のYoutubeチャンネルからだった。肝心なのは、ターゲットとなる視聴者が何に時間を割くのか知り、感情的につながるプラットフォームを利用することだ。

ツィート、インフォグラフィックス、動画その他のコンテンツには、視聴者たちとの意味のある共感を生み出すポテンシャルを秘められている。ソーシャルでの影響力を持つことで、あなたの会社のプロダクトを支持する既存の顧客たちが、周りの人にもそのプロダクトを推薦する機会もより増えることになる。

予算に応じたデジタルマーケティングの最適化

スタートアップ企業がマーケティングに巨額の資金を投じる必要はない。Zillowを例に挙げる。同社は今では上場企業であり、TV広告などに大金を投じている。だが初めのころはマーケティングに全く資金を使わなかった。Webサイトこそプロダクトであり、様々なレベルで最適化を行うことが同社のマーケティングとなっていた。Eメール、SEO、コンテンツ開発、PRなどは、最初からあまりお金をかける必要はないのである。

次の分野に資金を使う事を考慮するべきだ。:

Web上での存在感を確立する

Webサイトはデジタルマーケティングの核になるものだ。これが無いとなると、マーケティングの呼び込み先を持たないということになる。Webページは成功を正確に測るデータレポジトリとして機能するだけでなく、オンライン上で自分が自由に操作できる唯一の場所である。トラフィックを稼ぐためにWebサイトを通じてどのようなバリューを提供できるのかを模索するのだ。

例えばDropboxはユーザーの紹介を増やすために、ストレージ容量をおまけするという手を使い、Pinterestは誰でも使えるようになる前は「紹介制」という作戦を使い、特別感のあるイメージを作り上げた。どちらも大きな先行投資を伴わずにバリューを作り上げた例である。

トラフィックを稼ぐためには、Webサイトを更新し、検索エンジンに引っかかりやすくすることだ。この退屈なメンテナンス作業はサイトの認知度は継続的に上げるものであり、アクセスしてくる人たちにとっての価値を生み出す源となる。

ソーシャルメディア

視聴者たちが何に自分の時間を割くのかを見つけ出すべきである。彼らはSnapchatやInstagram, Yik Yakを好む若年層だろうか、それともFacebookやTwitterなどの方を好むもう少し上の層だろうか?

ソーシャルプラットフォームで目立つ方法はいくらでもあるが、ソーシャルメディアで成功している企業は他のマーケティングの延長としてチャンネルを利用している。ソーシャルメディアは利益を生む機構ではなく、
信頼性を生む自然な付き合いの場として機能する。Dollar Shave ClubがYoutubeをどの様に利用したか、またRed BullとOreoが対話を生むためのハッシュタグキャンペーンを行ったことを考えてみるといい。ソーシャルメディアはあらゆる世代が利用していることから、スタートアップ企業にとって素晴らしいフォーラムとなっている。あとはターゲットとなるユーザーがどこにいるのかを特定するだけだ。

個人的なネットワーク

あらゆる企業家達はブランドを一番にするためにあり、ビジネスオーナーはそれを周りに広める必要がある。個人的関係をビジネスに活用できる草の根マーケティングはこの点で有効であり、ほとんどの企業が何らかの形で利用している。ソーシャルメディアを使う、かつての学友に電話を掛ける、LinkedInを使って専門家とのコネを活用する、自分の家族の助けを借りるなどといった具合だ。

ブランドのプロモーションのために、周りの人たちに頼み事をするのも良い。例えば外部のレビューサイトで製品のレビューを頼む、ソーシャルメディア上でコンテンツを共有する、ネットであなたの会社の事についてしゃべってもらうなどだ。周りの人を通じて張り巡らされるリンクは、自分の会社に関して一人で事を運ぶよりもずっと多くの人たちに知ってもらえるポテンシャルがある。

コンテンツ

コンテンツとはデジタルマーケティングにおいて日常不可欠のものだ。スライドショー、クイズ、アンケート、ブログ、動画、記事、ダイアグラムであれ、その会社の延長線上のものであると感じられるよう、時間をかけて作るべきだ。よその会社の場合、どのようなコンテンツが有効だったかについても考えてみたい。

これはある例だが、大企業が最近行ったホリデイマーケティングキャンペーンでは感情的なつながりを呼び起こし、ひいては顧客の定着をはかるため、デジタルおよび従来のプラットフォームを活用したストーリーが展開された。スタートアップ企業でもブランドの認識を高めるために、同じような事を小さなスケールで行うことはできる。

顧客の定着をつかめ

デジタルマーケティングの素晴らしい点の一つは、ブランドが消費者と個人的な繋がりを生むことが出来るという事だ。会社は消費者が育む、血の通った団体だ。GoogleやLego、Uberといったブランドが他の競合他社に勝っているのは、彼らが顧客とつながりを持つことに成功しているからだ。

顧客の定着を勝ち取った企業たちは、感情的な繋がりを作り出せている。顧客からのフィードバックに迅速にかつ表に見える形で応えている。また彼らはターゲットの顧客が何に価値を見出しているのかを理解している。スタートアップ企業たちも迅速なレスポンスと、顧客対応の経験をオンラインでシェアすることで、これらのより大きな成功を模倣することが可能だ。

モバイルおよびアプリマーケティング

多くのスタートアップ企業がアプリ中心のサービスに集中しているため、AppleおよびGoogleのAppストアで注目を集めるのは最高のマーケティング効果をあげることにつながる。あなたが作るようなアプリをほしがっている人たちが、あなたのアプリを確実に見つけられるようにするべきだ。Google Playには160万、App Storeには150万以上のアプリが登録されている。検索キーワード、アイコンのデザイン、アプリの説明にスクリーンショットなど、ユーザーがダウンロードしようと思うものに対し、Appストアで最適化できることについて時間をかけるべきである。

Eメール

Eメールは未だに大きな影響がある。ほとんどの消費者は一日に何度もメールをチェックする。モバイルデバイスにおいても同じだ。Eコマース企業などは他のタイプのマーケティングよりも特にEメールマーケティングに多く投資している。

あまり予算がなくとも、キャンペーン用にメールを作成し、送信し、その反応をモニターするためのマーケティングプラットフォームは見つけられる。Webサイトに投稿フォームをつくり、顧客窓口の土台を用意するべきだ。最近のブログの投稿リンクやプロモーション情報などを含んだ定期的なニュースレターも発行するといいだろう。

さぁ市場へ

世界はあなたの思いのままだ。ソーシャル一辺倒で行ってもいいし、わずかな情報を探り当てるためにデータを使った注意深いマーケティングに走ってもいい。あらゆるビジネスに同じものはない。いくつかの作戦を試してみて、それらの結果からどれが自分にとって良かったのかを判断しよう。もしデジタルマーケティングの方面であまり出費できないのであれば、その資金はWebサイトにかけるべきだ。他のものについては大成功を収めるまでの間は自分でどうにかできる。

ReadWriteJapan編集部
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