インテル指揮官、攻撃陣に苦言「50歳の私でもゴールできたはず」

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 セリエA第21節が24日に行われ、日本代表DF長友佑都のインテルはホームで降格圏に沈むカルピと対戦し、1−1の引き分けに終わった。

 終了間際にカルピに同点ゴールを許し、引き分けで終えたインテル。ロベルト・マンチーニ監督が試合後、イタリアメディア『Sky』のインタビューに応じた。

 マンチーニ監督は、「私には(ナポリ指揮官のマウリツィオ)サッリが持っているものがなかった。もし私に(ゴンサロ)イグアインを貸してくれるなら、私にとっては問題ない。50歳の私(正確には51歳)だって得点できたはずだ。もしあのようなチャンスが訪れたら、決めなければならないんだ」と語り、チャンスをことごとく外した攻撃陣について苦言を呈した。

 そして「最後に結果(ゴール)をプレゼントしてしまったのはこれで3度目。(昨年12月20日の第17節)ラツィオ戦、(1月10日の第19節)サッスオーロ戦と同じような結果だ。我々は問題を抱えている。1試合に1ゴールしか奪うことができないんだ。サッカーは今日のようなものだ。90分にカウンターによって一発で仕留められてしまう。うまくいかない時にはうまくいかないものだ。我々は眠っていた」と語り、試合終盤の戦い方を嘆いた。

 さらに「攻撃陣を改善しなければならない。1点だけというのはあまりにも少なすぎる。何が足りないか?全てだ。攻撃陣はハードワークし、チャンスを作り、そしてシュートしなければいけない。ボールを待つだけでは、何の役にも立たないんだ。これはリーグ戦の序盤戦から見られていることだ。サッカーはテクニックだけで解決できるものではなく、頭も必要だ。1−0は危うい状況なんだ。前線の選手はコーナー付近でボールを取られないようにして、守らなければならない」と、1点差でリードしている際の戦い方について強い不満を示している。

 インテルは次戦、27日にコッパ・イタリア準決勝ファーストレグでユヴェントスと対戦する。