BASICプログラミングが再注目! 親子で楽しくベーシックが学べる1500円のミニパソコン

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ネット時代を反映して、最近は、受験勉強だけでなく、子ども向けプログラミング教育などにも注目が集まっている。

学習塾のなかには、プログラミングを学べるカリキュラムも増えてきた。学習塾では、子どもにもわかりやすい「Scratch(スクラッチ)」が主流のようだ。

しかし、お父さん世代にとってプログラミングと言えば、やはり「BASIC」(ベーシック)だ。

そんなBASICプログラミングに挑戦できるのが、1500円で買える『こどもパソコンIchigoJam』だ。

昔を思い出して、年末年始、親子で学んだり、子どもに自慢したりしてみてはいかがだろう。

●家にあるテレビとキーボードにつなぐだけ
IchigoJamは、名刺サイズの基板にCPUやポートを備えた小さなパソコンだ。
ハンダ付けで組み立てる「プリント基板キット版」は1500円で買える。
また、すぐに楽しみたい人には「プリント基板完成版」(2000円)を選べば購入後、すぐに使える。

IchigoJamの使い方は、意外に簡単だ。
家のテレビがモニターとして使えるので、AVケーブルでテレビと繋ぐだけでよい。
IchigoJam本体とテレビを、AVケーブル(赤白黄色)の黄色の線でつないでみよう。
AVケーブルが手元になくても、今では100円ショップでも購入できる。

電源は、micro USBの端子から供給される。
スマートフォンなどで使っている充電ケーブルがあれば、それが利用できる。

あとはキーボードだ。
キーボードは、最近多いUSB方式ではなく、PS2方式なので、家に眠っているパソコンから流用するか、無い場合はAmazonなどで購入する必要がある。価格はで千円前後くらいだ。キーボードだけは、先に調べておくとよいだろう。


正しく接続して電源を入れると、テレビに起動画面が表示される。黒バックに白文字の懐かしい画面だ。


さて、接続が終わったら、テレビを見ながら、昔覚えた「GOTO」や「PRINT」などのコマンドを入力して、「RUN」で実行してみよう。

お父さん世代なら、ワクワク、ドキドキすること間違いない。
お子さんにとっては初めての体験。お父さんが魔法やアニメのヒーローに見えることだろう。

ちなみに昔のようにオリジナルのプログラムを組む必要はない。
販売元のPCNのサイトでは、ゲームのサンプルプログラムが公開されている。
画面を見ながらひたすら入力すれば、誰でもゲームを楽むことができる。

これで、お子さんへの自慢も確約済みだ。

昔、BASICマガジン(ベーマガ)を見ながらプログラムを入力していた人なら、当時の記憶が走馬燈のように、よみがえるだろう。

さて、IchigoJamには、自分だけでプログラムを打つだけでなく、もっと楽しく遊べる環境がある。
IchigoJamには、ファンのサイトもあるし、BASICは雑誌で取り上げているほか、解説書籍も増えている。
今、再びBASICについて学んで、楽しむことができるのである。


IchigoJamの解説書籍
「親子でベーシック入門 IchigoJamではじめてのプログラミング」


IchigoJamは、手軽なわりに、モジュールを追加してパソコンと接続したり、ロボット教材と組み合わせたりと、いろいろとカスタマイズできるところが面白い。

IchigoJam誕生の地、福井県では、クラブ活動の教材に採用する小中学校もある。
これからのネット社会、IT社会に生きる子どもが、そうした世界とふれあうきっかけや、教育の手始めにも最適だろう。

今年のクリスマスは、ちょっと知的なプレゼントを検討してみてはいかがだろう。