川島永嗣(撮影:小川和行/フォート・キシモト)

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6月11日、イラク戦で日本のゴール前に立ったのは、4人のGKの中で、今年になって最も公式戦に出場していない川島永嗣だった。

58分、吉田麻也がそらしたボールがイラクの選手にわたりそうになり、慌てて槙野智章がつま先を伸ばしてクリアする。そこに川島がペナルティエリアを離れて飛び出しており、ボールのこぼれ方が悪ければ、決定的な場面を招いてしまうところだった。

60分、相手FKに川島が飛び出しクリアしようとするが、相手選手と接触して大きく弾けない。そこを狙われたものの、何とか槙野がヘディングでゴールラインの外に送り出した。

「試合に出ていない選手は使わない」とハリルホジッチ監督は言う。川島も最初にそう言われたそうだ。そのせいもあるだろう。川島は今回の合宿初日から燃えていた。ランニングもフィールドプレーヤーに負けじと走り、監督が2度声をかけ、GKコーチが一緒に走ってペースを落とさせるまで続けたのだ。

川島にとって幸いだったのは、残り3人の国内組に比べ、1週間前に代表合宿入りできたことだろう。そこで十分にアピールすることができたし、トレーニングのコツも掴んでいた。また、他の選手がJリーグの試合直後だったということもあり、コンディションも川島のほうが良さそうだった。

だがイラク戦で2回、不安な場面に絡んでしまった。はたしてこれは試合勘が鈍っているのか、あるいはまだコンビネーションができていないのだろうか。

「(飛び出しの時に)迷ったのはありませんでしたが、もっとハッキリやることができたと思います。このディフェンスラインともう少しやっていければ、よくなるでしょう。コンパクトにして守るのが一番なので、そのラインの裏を自分がカバーできるようになると思います」

川島はそう言うが、2回のピンチはコンビネーションの悪さに加えて、川島らしからぬミスと言える。だが、同時に香川へ手でフィードしてチャンスを作るなど、進歩の跡も見えた。トレーニングでのボールの収まりもいい。技術が進歩しているものの、不安要素もある川島がいいのか、あるいは他の選択肢がいいのか。ハリルホジッチ監督が4人もGKを呼んでいる理由は、その迷いなのかもしれない。

【日本蹴球合同会社/森雅史】

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▼ イラク戦の先発イレブン

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 川島永嗣

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 川島永嗣

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 川島永嗣

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 川島永嗣

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 川島永嗣

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)


▼ 権田修一

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 西川周作

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 東口順昭

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 宇佐美貴史

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 宇佐美貴史

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 宇佐美貴史

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 原口元気

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 原口元気

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 原口元気

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 香川真司

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 香川真司

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 柴崎岳

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)


▼ 柴崎岳

(撮影:小川和行/フォート・キシモト)