同年代のライバル・松山英樹がランキングで世界トップ10に入る健闘を見せている一方で、米ツアー3年目を迎えた石川遼は苦戦の日々が続いている。ザ・プレーヤーズ選手権(5月7〜10日)の出場を決めたものの、ランキングはシード権圏外の143位(5月5日現在)。

 思うように活躍できない息子を、かつて帯同コーチとして“過保護”と批判されながらも寄り添ってきた父・勝美氏はどう見ているのか。

 日本ツアー時代は時として“ステージパパ”と呼ばれながらもほぼすべての試合に付き添った勝美氏だが、米ツアーで苦しむ息子の元には行かなかった。石川の妹と弟が進路に悩んでいたからだという。

 勝美氏がこれまでほとんど語ることのなかった複雑な胸中を吐露した。

「進路を決めかねているまだ幼い2人の子供を置いて米国に行くことはできなかった。確かに遼は結果を出せないでいるが、環境には恵まれている。子供の頃からの夢だった米ツアーでゴルフができているわけで、間違いなく妹、弟より幸せですからね。あのまま2人を置いて遼のところに行けば、親として失格だと思いました。

 それに幸いなことに、今の遼には彼女の存在があります。マスコミでは別れたとか、別れていないとか憶測記事が出ていますが、別れていません。今、遼に一番強くいえるのは彼女かもしれない(笑い)。

 遼にいわせると、ゴルフをする上で彼女は頼りにならないが、横に居てくれるだけでありがたい存在のようです。いい相談相手になっているし、遼がだらしない格好をしていると“遼、ダメだよ”と叱ってくれる。お互いにいいたいことがいえる関係だと思いますね」

※週刊ポスト2015年5月22日号