学生の窓口編集部

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こんなところにも貧富の差が出るのでしょうか?

コロンビア大学の研究者が1991年から2012年に渡り、アメリカの公立校と私立校(中高生)の学生270,000人にアンケート調査を実施しました。

質問は2つ。「どれくらいの頻度で、一晩に7時間以上眠っているか?」と、「必要な睡眠時間に足りていないことがどれくらいあるか?」というものです。

その結果「収入が少ない家庭の子供、少数民族、女の子」は、「収入が多い家庭の子供、白人、男の子」よりも睡眠時間が少ないことがわかりました。

一晩に7時間以下の睡眠時間でも、収入の少ない家庭や、少数民族の家庭の子供達は、睡眠が足りていると答えています。

10代の青年期に推奨される睡眠は9時間です。

収入の低い家庭の睡眠時間が少ないという結果は、睡眠が健康に及ぼす影響について十分な知識がないことを示しているのかもしれません。

睡眠不足は、精神面への悪影響、学習面での問題、物質乱用、肥満などを引き起こします。また、肥満になると、睡眠無呼吸や他の睡眠障害を引き起こすため、さらに眠れないという悪循環となります。

20年間の調査結果から、子供達全体の睡眠時間が減っていることもわかりました。研究者は、収入の少ない家庭や、少数民族の家庭に、睡眠が健康に及ぼす影響を教育することが必要だと考えています。

http://www.mirror.co.uk/news/ampp3d/rich-people-sleep-better-poor-5173670