的中馬券の「払戻金」を申告せずに約5億7千万円を脱税したとして、所得税法違反罪に問われていた大阪市の元会社員の男性(41)の裁判にようやく決着がつきそうだ。一審・大阪地裁では、男性側の「外れ馬券の購入費は経費にあたる」という主張を認めた判決が下され、二審・大阪高裁もこれを支持。検察はこれを不服として上告したが、最高裁も一審・二審判決を維持する見通しだ。3月10日に判決が言い渡される。事件のあらまし