金価格が一段高となっており、市場の注目を集めている。そもそも金価格は長期で見れば、ここ10年ずっと右肩上がり。特に米国が金融緩和政策を打ち出した2008年以降は、FRB(連邦準備制度理事会)が米国の商業銀行に対して供給しているお金の量、つまりマネタリーベースを急増させるのに連動して、棒上げしている。グラフを見てもらえばわかるが、特にQE(量的緩和)1、QE2の施策が打たれたタイミングで価格が急騰しているのがわかる