恋愛ドラマが流行らなくなった。という印象を抱いている人は少なくないだろう。いまや「月9」も「火10」も恋愛ドラマから遠ざかり、ヒット作が生まれにくくなった。そんななか、明治期の看護婦を描くNHK朝ドラ『風、薫る』は、ふたりのヒロインの恋模様を丁寧に織り込んでいる。これは看護をめぐる重いエピソードを中和する仕掛けでもあるが、なかにはこの恋愛要素を「無味乾燥な恋バナ」と切り捨て、「社会の意識を変える気迫がな