YouTubeチャンネル「萌々 地歴インフラ調査ch【ずんだもん解説】」が、「【なぜそこに市境が?】車両基地をなぞる謎の境界線と「米軍基地」の跡地を追ったら、東京都の絶対不可侵領域に辿り着いた」と題した動画を公開しました。動画では、東大和市、小平市、立川市が入り組む複雑な市境の謎について、過去の軍需工場や米軍基地の歴史を交えながら解説しています。

動画はまず、東大和市駅の南側に広がる小平市の「短冊地割」という江戸時代からの土地割の歴史や、東大和市駅がかつて「青梅橋駅」と呼ばれていたものの、青梅駅と間違える人が続出したために改称されたというユニークなエピソードを紹介。

続いて、西武鉄道の玉川上水車両基地付近における、建物をなぞるように引かれた不自然な市境に注目します。この一帯は戦前、日立航空機の軍需工場であり、戦後は米軍の「大和空軍施設」として接収された巨大な敷地でした。米軍から返還された後、跡地を再開発する際に問題となったのが境界線です。一つの建物が複数の市にまたがると、建築確認や固定資産税の計算、消防の管轄などで「手続上の実務トラブル」が発生してしまいます。これを回避するため、自治体間で面積が変わらないように「等積交換」を行い、建物を丸ごと一つの市に収めるよう意図的に境界線を歪ませたという真相が語られました。

さらに、この地に残る「旧日立航空機株式会社変電所」にも言及。米軍の機銃掃射の痕が生々しく残るこの戦災建造物が、実は平成の初めまで現役の変電所として日本の高度経済成長を支え続けていた事実を紹介しました。また、近くの東京都薬用植物園には、二重のフェンスで厳重に管理されたケシや大麻草の栽培エリアがあり、「絶対不可侵領域」としての異彩を放っていることにも触れています。

複雑に入り組んだ市境や不自然な区画の裏には、江戸時代の水利技術から戦時下の軍需工場、そして現代の行政的な事情まで、多様な歴史の地層が隠されています。何気ない街の風景に隠された「見えないインフラ」の面白さに気づかせてくれる、知的好奇心を刺激する内容となっています。

チャンネル情報

こんにちは、萌々です。 国内旅行、市町村境界、地理ネタ好きの私が撮り歩いた カントリーサインを初め、地理・歴史・インフラの考察、旅の記録、 雑学をずんだもん他との掛け合いで発信していくチャンネルです。 防災行政無線の時報音楽も並行して投稿しています。 よろしくお願いします。