YouTubeチャンネル「【世界経済情報】モハPチャンネル」が、「【韓国経済】7月仕組債取引が3兆5000億ウォン!歴史的高水準!利率50%も!とんでもない仕組債」と題した動画を公開した。動画では、韓国で急増している株価連動型の「仕組債」について、その驚異的な利率のカラクリと背後に潜むリスクを解説している。

動画によると、韓国では7月に株価に連動する仕組債の取引が月間で3兆5000億ウォン(日本円で約4000億円)という高水準に達した。主な取引対象はサムスン電子やSKハイニックスの株価に連動する商品であり、中には「年率40%とか50%の利率になっているものもあった」という。

なぜこれほどの高利率が実現するのか。その理由は、仕組債の内部に「参照する株のプットオプションの売りが内蔵されている」からだと解説する。プットオプションの売りとは、あらかじめ決められた権利行使価格を株価が下回った場合、その価格で株を買い取る義務を負う代わりに、オプション価格(プレミアム)を受け取る仕組みである。つまり、投資家は元本割れのリスクを負うことで高い収益を得ているのだ。

さらに、株価の変動率(ボラティリティ)が高まるほどオプション価格は上昇する。7月には対象企業の株価が乱高下したことでボラティリティが上がり、「ますますオプションの価格は上昇して、さらにそうしたオプションが内蔵されている仕組債の利率も跳ね上がる」という現象が起きた。これに対し韓国当局は取引規制を強化したが、個人のリスク選好は依然として高く、証券業界も積極的な販売を続けている。

翻って日本では、2023年頃に不適切な勧誘が問題視されたため、現在は積極的な販売は控えられている。しかし、過去にはリーマンショック時などにも問題となっており、時間が経てば「また金融機関が販売を始めるということが繰り返されてきている」と警鐘を鳴らす。

最後に、「高い利率がついていても、それはボラティリティの高まりなどによってその商品のリスクが高まっていることの裏返しだ」と結論づけた。魅力的な利回りの裏に隠された複雑な構造とリスクを正しく理解することの重要性を、改めて考えさせられる内容となっている。

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