映画独自解説家の守鍬刈雄が、YouTubeチャンネル「守鍬 刈雄のお暇なら映画でも」にて「ヘビの文化コード」と題した動画を公開した。動画では、ハリウッド映画において「蛇」がどのような意味を持つのか、西洋特有の文化コードについて解説している。

守鍬氏はまず、西洋において蛇は「誘惑」や「罪」の象徴として広く知られている文化コードであると語る。その由来は聖書の創世記にまで遡る。エデンの園において、蛇がイブに対して禁断の果実を食べるよう囁き、その誘惑に負けたアダムとイブは楽園を追放されることとなった。この「失楽園」のエピソードにより、西洋文化において蛇は「人を破滅に導く誘惑の象徴」として2000年以上にわたり受け継がれてきた。

このような背景から、ハリウッド映画では蛇そのものだけでなく、蛇の模様や蛇を思わせる演出が、「危険な誘惑」や「堕落の始まり」を暗示するために頻繁に用いられるという。具体的な例として『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が挙げられた。主人公のインディ・ジョーンズは大の蛇嫌いであるが、物語の終盤では無数の蛇が登場し、アークを巡る人間の欲望や破滅を象徴する存在として描かれていると解説する。

さらに、『ハリー・ポッター』シリーズにおいても、ヴォルデモートやナギニが蛇と強く結びつけられている点に言及。これらは、邪悪さや人を惑わす存在を象徴していると守鍬氏は述べた。

もしハリウッド映画で蛇が象徴的に登場した場合、それは単なる爬虫類としてではなく、「誘惑」や「罪」を意味する文化コードである可能性が高い。何気ないワンシーンに込められた作り手のメッセージを知ることで、映画鑑賞がさらに奥深いものになるだろう。

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