「欠片(かけら)」という言葉には、不思議な余韻があります。何かが壊れて残った小さな一部分でありながら、その中には元の姿を思い起こさせる記憶や感情が宿っています。失われた恋の欠片、忘れられない思い出の欠片、夢や希望の欠片――ほんのわずかな存在だからこそ、かえって強く心に残ることもあります。音楽の世界でも「欠片」は、過去への想いや心の傷、誰かとのつながりを表現するモチーフとして数多く用いられてきました