子どもを守りたい――そう願うのは親の本能だ。ケガをしないように、悲しい思いをしないようにと、つい手を差し伸べてしまう。しかしその"善意"が、いつしか子どもたちの成長を妨げているとしたらどうだろう。そんな逆説に光を当てたのが、グレッグ・ルキアノフ氏とジョナサン・ハイト氏による著書『傷つきやすいアメリカの大学生たち:大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体』(草思社)だ。