ひと口に「鉄道好き」といっても「撮り鉄」や「乗り鉄」など、「好きの形」にもさまざまな種類があることは、なんとなく知っている。だが「秘境駅・無人駅で降りること」を趣味にする人がいるとは思いもしなかった。それが本作の主人公、幾春別弥生(いくしゅんべつ・やよい)だ。弥生は月刊『鉄道道楽』に「ぶらり無人駅」という名の連載コラムをもっている。