北朝鮮で、高圧送電塔の鉄材が住民によって盗まれる事件が急増している。背景には深刻な経済難があり、当局の取り締まりにもかかわらず「命懸けの窃盗」が常態化しつつある。平安南道などの山腹や稜線に設置された送電塔から、住民が夜陰に乗じて鉄製の支柱を切り取る行為が広がっている。厚さ6センチ、長さ2メートル前後の部品を外し、古物商に売り渡せば1メートル当たり約2.5ドルの現金になる。生活が立ち行かず「目が送電塔に向