「本局は完敗だった」ガックリと肩を落としてそう絞り出したのは、将棋の「第37期竜王戦」七番勝負第2局(10月19日、20日/福井県あわら市)で、佐々木勇気八段に103手で退けられた藤井聡太竜王である。対戦成績はこれで1勝1敗となった。2日制の対局で、藤井竜王がここまでハッキリとした負け方を見せるのは珍しい。今回のタイトル戦以前の藤井竜王と佐々木八段の対戦成績は、4勝2敗で藤井竜王が勝ち越しているが、直近