2024年9月19日(木)から12月1日(日)まで、東京都美術館にて『田中一村展奄美の光 魂の絵画』が開催されている。 明治41年(1908)に生まれ、幼少時から彫刻師の父に書画を学び、主に南画で画才を示して“神童”と呼ばれた田中一村(たなかいっそん)。大正15年(1926)に東京美術学校(現・東京藝術大学)へ入学するもわずか2か月で自主退学。不遇の時代を過ごした後に、昭和13年(1938)に千葉県で20年近く創作活動を続ける