◆JERAセ・リーグ広島2―8巨人(20日・マツダスタジアム)絶好調男の執念が、打球をもうひと伸びさせたかのようだった。0―0の3回2死一、二塁。吉川尚輝内野手(29)が外角144キロを左翼線に流し打った打球は、飛び込んだ左翼手のグラブをかすめてフェンスに到達した。2人の生還を見届け、二塁ベース上で力強く両手を突き上げた。「チャンスだったので絶対にかえすと強い気持ちで打席に入りました」。22