『下剋上球児』第2章〜昴学園監督・東拓司の挑戦(後編)前編:南雲脩司のモデルとなった熱血教師は「免許持ってんの?」と問われる日々はこちら>>「ここは白山より山奥やけど、それをプラスに換えなあかん。三重の県立で全寮制はここだけやし、野球をする環境としては強みになるんやから」冨山悦敬はそう言って、グラウンドの部員たちに視線を向けた。時に拡声器を構え、気になることがあれば選手に指示を飛ばす。その姿は、