1915年の竣工当初は世界最大の戦艦として注目された戦艦「扶桑」。ただ、旧海軍の戦艦というと「大和」や「長門」など、旧国名が付けられるはず。同型艦「山城」も旧国名なのに、なぜ「扶桑」だけ違ったのでしょうか。旧国名じゃない太平洋戦争時の主力艦「扶桑」1915(大正4)年に就役した扶桑型戦艦の1番艦「扶桑」は、旧日本海軍が太平洋戦争で主力艦として用いた12隻の戦艦のなかでも、少し異色の艦名と言えるでしょう。元