「親ガチャ失敗」の子どもは、大学に行けないのかーー。仙台市の太田伸二弁護士らが、家庭の虐待等で困窮する大学生を生活保護の対象とするよう厚生労働省に訴える署名活動を展開している。現在の制度運用で大学生は排除されており、受給するならば休学・退学するしかない。地方の国立大で美術を学ぶ儚さん(21歳)は、実家の生活保護世帯から進学した。奨学金を活用し、深夜までのアルバイトと課題をこなす毎日で体を壊し、休学し