※この記事は2020年10月27日にBLOGOSで公開されたものです 複雑な事象を噛み砕き、端的に説明する。時間を取らせないように、短くまとめる。ビジネスシーンではよくあることだが、いつのまにかニュースや書籍もわかりやすさをウリにしたものが増えている。 そんな状況に異論を唱えるのが、ライターの武田砂鉄氏だ。同氏はこのほど、『わかりやすさの罪』(朝日新聞出版)を上梓し、わかりやすさ重視の世の中に