2011年末に発足した金正恩政権が世界に対して初めて攻勢的な態度を取ったのは、2013年2月に行われた同国3回目の核実験だった。ただ、金正恩という独裁者の存在をより強烈に印象付けたのは、2014年に発生したソニー・ピクチャーズエンタテインメント(米カリフォルニア州)への大規模なサイバー攻撃だったと言えるだろう。この事件では、同社の映画作品や財務書類、俳優の個人情報などが盗まれ、さらにコンピュータが破壊されるなど