旧共産圏では土地や工場などの生産手段の私有が禁じられ、すべて国有化されていた。一方、個人の乗用車などは生産手段に含まれず、私有が認められていたが、北朝鮮では自動車の個人所有も一切認められていない。しかし、現実には個人所有の車両は多数存在する。工場、企業所、機関にいくらかのワイロを払いそれらの名義で登録する形で所有するのである。大抵は「ソビ車」と総称されるタクシーや輸送用のトラックなどとして使われて