格闘家の現役時代は華やかだ。大観衆の視線を集めてたびたびリングに立つ。だが引退後のキャリアは明確ではない。なぜ多くの格闘家がそのような状況に陥ってしまうのか。自身も現役引退後、1年間は無職を強いられたという大山峻護さんに聞いた――。写真=大山氏提供引退試合で桜木裕司選手と対峙する大山峻護氏 - 写真=大山氏提供■次のキャリアを歩み始めるまでに、約1年もの時間を要したいま筆者の目の前には、かつてセカンド