不動産会社クリードを率いる宗吉敏彦氏は、「不動産界のダイハード」と評されている。クリードは、リーマンショックに巻き込まれて、2009年に負債650億円で「黒字倒産」。しかしその後、舞台を東南アジアに移し、奇跡の復活を遂げた。日本経済新聞記者の前野雅弥氏は「(宗吉は)稲盛和夫や孫正義に匹敵する男だ」という。その破天荒な半生とは--。(第1回/全2回)※本稿は、前野雅弥、富山篤『アジア不動産で大逆転「クリードの