平成の期間、ライブドアや村上ファンド、西武鉄道などを巡る「証券取引法」違反事件が相次いで摘発され、国民の注目を浴びた。同法は「証券市場における有価証券の発行・売買その他の取引について規定」した法律で、2007(平成19)年に「金融商品取引法」に名称変更された。証取法は戦後の1948(昭和23)年に施行されたが、昭和に摘発されたケースは聞いたことがなく、違法行為が刑事事件になると認知されたのは平成になってからだ