公表される待機児童数のカラクリ 小泉純一郎首相(当時)が「待機児童ゼロ」を目指すと宣言した2001(平成13)年の待機児童数は、3万5144人でした(図「待機児童数2001年と2017年の比較」参照)。この数字を前述の2017(平成29)年と単純に比較すると、25%以上の減となり、国の施策が功を奏したように見えます。しかしこの年、国が待機児童の定義を変えたことを見逃してはなりません。それまでは、保育園に申し込んで入れなかった
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