米国立バークレー研究所は、クロム-ゲルマニウム-テルル化合物の二次元薄膜が強磁性を有することを発見したと発表した。ナノスケールのメモリ、スピントロニクスデバイス、磁気センサなど、強磁性材料を利用する分野への幅広い応用が期待される。研究論文は、科学誌「Nature」に掲載された。物質を二次元状態まで薄くしたときにその物質の磁性が存続するかどうかは、長らく量子物理学上の問題となってきた。Mermin-Wagnerの定理に