2016年9月10日ヤクルト戦、神宮球場のマウンドに自らをコントロールできない岩田稔がいた。7回裏から登板した岩田は、ヤクルトの先頭・川端慎吾を遊ゴロに打ち取ったものの、山田哲人にこの日3本目となる本塁打を右翼席に叩き込まれ、完全に歯車が狂いだす。この回、1四球を挟み4連打を浴び、4失点の大乱調。岩田にとっては、久々に1軍登録された日に起こった悪夢であった。開幕からローテーションの4本柱の1人として金本