2006年、夏。甲子園大会決勝戦で延長15回を闘い抜いて引き分け、翌日に再試合。駒大苫小牧を相手に再び投げきり、見事に母校・早稲田実業に優勝をもたらした。そして、死闘の最中もハンカチを取り出しては額の汗を拭う爽やかな姿が、日本中を虜にした。現在は北海道日本ハム・ファイターズ所属の斎藤佑樹(28)投手の登場は、まさにスター誕生だったが──星は地に落ちてしまった。老舗スポーツ出版社「ベースボールマガジン