これほど立つ鳥跡を濁しまくっていった感を残して去る人物も、かつていなかったのではないか。過去の発言や行動がことごとく「ブーメラン」となって跳ね返ってきた舛添要一・前東京都知事(67)だ。さんざんサンドバッグ状態にされた挙げ句、都庁を去っていったが、結局説明責任は果たされぬまま。都民は政治資金をめぐる公私混同問題に納得できていない。在任末期、舛添氏はこんな趣旨の発言をし、理解を得ようとしていた。「