この夏休みシーズンは幼い頃を振り返り、童話を読んでみたい。例えば『裸の王様』なんてどうだろうか。ありもしない衣装を身にまといパレードを歩く王様を褒め称える見物人のなか、「王様は裸だよ!」と叫ぶ小さな子ども。こんなストーリーではなかったかしら?童話を持ち出し「大人はこずるく、子どもはピュア」と決め打ちするわけではないのだが、この歳になると幼い頃に見ていた風景がどんなものだったか思い出してみたくなる。