カタすぎる「バリカタ女子」を柔らかくする方法
ここに測定器を使ってカラダの「柔らかさ」を測りまくる女性がいる。彼女は女子大生のリサ。レスラー、格闘家、ボディビルダー、そして自らの柔らかさも測定する。



さらにはグラビアアイドル、地下アイドル、肥満体型、赤ちゃんの柔らかさ、カラダだけに飽き足らず、わらび餅、マシュマロ、大根など様々な食材をも測定する。





病的とも言える執念で色んなところの「柔らかさ」を調査しているのはなぜか?
話は数日前にさかのぼる。



某日、運転免許をゲットしたリサは、あるテクニックを習得するために都内某所にいた。ハイブリッドカーの環境性能を引き出し、燃費向上につながるエコなドライビングテクニック「エコドラ」を習得するためだ。

ちなみに、ハイブリッドカーとはプリウスに代表されるようなエンジン(ガソリンで動く)とモーター(電気で動く)、2つの動力を持つエコカーのこと。両者を使い分けることで効率的に走行するのが最大の特徴だ。
※参考:ハイブリッドカーのラインナップ



エコドライブマスターのお兄さんの指示のもと、エコドラを学ぶリサ。

燃費をよくするために、発進する時は「ふんわり」ソフトにアクセルを踏むことが大切。しかし、なかなか上手くできない。どうやら、アクセル操作が「カタい」のだ。



そう、リサは異常にカラダが硬いのである。

よけいなお世話だがメイクも表情も硬い。デートでメイクに気合を入れすぎると、このように男みたいになってしまう癖があり、硬くて恋愛も運転もうまくいかないリサであった。



「柔らかい人が羨ましい……」





話を戻す。ハイブリッドカーの環境性能を引き出し、燃費向上につながるエコドラは発進時に「ふんわり」アクセルを踏むだけではない。加速は「すみやかに」、通常走行は「じわっと」アクセルを操作し、減速は「早め・ゆるやか」にブレーキを操作する。この4つのポイントが重要だ。

これにより、電気を使ったEV走行、ガソリンを使ったエンジン走行を効率的に使い分け、環境に配慮されたエコなドライビングが可能になる。つまり、柔軟なアクセル・ブレーキワークを体現する「柔らかさ」が求められるのだ。



これがエコドラ4つのポイントの図解だが・・・わからない・・・。リサにとってはこの説明自体が硬く見える。

そこでリサは色んな「柔らかさ」を測定し、それぞれアクセルやブレーキを「どのような柔らかさ」で踏めばよいか調査することにした。




調査に協力してくれたのは、総合格闘家の弘中邦佳選手、女子プロレスラーの宝城カイリ選手、ボディビルダーのゴリ高梨さん、地下アイドルの天木じゅんさん、グラビアアイドルの永井里菜さん、肥満体型のお笑い芸人「たけC」、そして赤ちゃんの7人だ。



調査には工業用の測定器、イマダ製フォースゲージというものを使った。こちらを測定したい部位に押し当てて数値を測る。



ちなみにアイドルの天木じゅんさんは仮面女子@アーマーガールズのメンバーなので、アーマー(甲冑)を普段は着ている。ついでにアーマーも計ってみた。



さらについでに身近にある色んな食べ物の「柔らかさ」も測定してみた。

もっとも柔らかかったのは、わらび餅。
数値は0.36N(ニュートン)。1N≒約100g(グラム)なので、0.36≒36gになる。
つまり、約36gのおもりを手のひらに載せたのと近い感触になる。



一方、最も硬かったのは大根の18.94 N(ニュートン)。50倍以上の硬さである。

身近な食材の柔らかさを測定し、カラダが「具体的にどれくらいの柔らかさ」なのかイメージする準備は整った。





いよいよ、カラダの柔らかさの測定に入る。