【レポート】ロボット掃除機デビューにふさわしい機種はどれ? - ルンバ、ココロボなど定番モデルを一気におさらい
今や多くのメーカーが参入しているロボット掃除機市場。マイナビニュース調査でも、およそ「3人に1人」がロボット掃除機を購入したいと考えていることがわかった。ここでは、そんな「アツイ」ロボット掃除機のうち、定番といえる製品を紹介しよう。以下、各製品の見出しが詳細記事へのリンクとなっている。
○清掃能力が向上した3年ぶりの新モデル - アイロボット「ルンバ800シリーズ」
2014年2月に発表されたルンバ800シリーズは、旧モデルの「ルンバ700シリーズ」から約3年ぶりとなる新モデル。吸引機構「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」を新たに採用し、掃除能力が向上した。AeroForceクリーニングシステムとは、ゴミをかき込むエクストラクター、真空エアフロー構造、新モーターの採用によって実現した新清掃システムだ。
・直販価格(税別):66,477円〜76,000円(モデルによって異なる)・最大稼働時間:60分
○ハイエンド機のバッテリーを搭載 - アイロボット「ルンバ600シリーズ」
ルンバ600シリーズは、エントリーモデルでありながら、ハイエンドモデルの「ルンバ800シリーズ」と同じ「XLifeバッテリー」を搭載。旧モデルの2倍となるバッテリー寿命を実現した。人工知能、高速応答プロセス「iAdapt」などハイエンドモデルと同様の"かしこさ"を誇る。
・直販価格(税別):46,000円〜49,000円(モデルによって異なる)・最大稼働時間:約60分
○狭い場所の掃除もすいすい - シャープ「COCOROBO(ココロボ) RX-V50」
RX-V50は、部品のレイアウトを見直すことで従来モデルより約20%の薄型化を実現した。高さは、ロボット掃除機のおおよその基準である10cmより2.5cm背が低い7.5cmとなっている。フローリングの目地の奥に詰まったゴミも吸い取れるという「強力吸じんシステム」を採用。音声ガイド機能「ココロエンジン」は標準語と関西弁に対応している。
・実勢価格(税込):34,000円前後・最大稼働時間:約60分
○ゴミ捨ての頻度を減らす新機構 - 東芝「TORNEO ROBO(トルネオロボ) VC-RCX1」
東芝ライフスタイルのVC-RCX1は、ゴミ捨て頻度が月に1度で済むロボット掃除機。充電台の「ダストステーション」は、ロボットが帰還するたびにダストボックスのゴミを自動で吸引する機能を持つ。掃除の度にロボット側のダストボックスが空になるので、吸引力が持続しやすい。
・実勢価格(税込):128,000円前後・最大稼働時間:約70分
○かしこいナビで効率よく掃除 - ミーレ「Scout RX1」
Scout RX1は、ミーレ初のロボット掃除機。本体のジャイロセンサーとデジタルカメラから得た情報によって効率よく部屋全体を掃除できるルートを作成する。作成したルートに沿って、毛足の長いブラシがくるくると回転しながらゴミをかき込む。壁際や部屋の隅ギリギリまで走行して掃除する。
・実勢価格(税込):87,000円前後・最大稼働時間:約2時間
○D型で部屋の隅にフィット - ネイト ロボティクス「Botvac(ボットバック)」
ボットバックは、米国でシェアNo.2を誇るネイト ロボティクスが手がけたロボット掃除機。円形ではなくD型のボディで、部屋の隅や壁際にもフィットする。また、D型形状のおかげで、より広い範囲を掃除できる。掃除途中に充電が切れても自動で充電台に戻り、充電が完了すると中断箇所から掃除を再開する。Googleカーにも搭載されている「SLAM」というレーザー技術を搭載。
・販売価格(税別):64,800円・最大稼働時間:約60〜90分
○周りをぐるりと見渡して的確に掃除 - ダイソン「360 Eye ロボット掃除機」
サイクロン式掃除機を世に送り出したダイソンによる初のロボット掃除機が、この360 Eye ロボット掃除機だ。本体上部に位置するパノラマレンズで部屋を360度見渡し、部屋の特徴を把握して規則正しく掃除していく。新開発のコンパクトなサイクロン「ラジアルルートサイクロン」テクノロジーを搭載する。
・直販価格(税込):未定(2015年春に発売予定)・最大稼働時間:約20分
(野山靖代)