死んだ婚約者そっくりの恋人、容姿も人格面も似ている相手に出会う。

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最愛の人が事故で死んでしまったけれど、そっくりの人が現れ、恋に落ちる……。そんなドラマのような、しかし現実に起こった出来事が話題を呼んでいる。

英紙デイリー・メールや米紙ニューヨーク・デイリーニュースなどによると、英バークシャー州ウォーキンガムで暮らすナズ・ファルクさんは、以前、婚約者のマークさんをバイク事故で失ってしまった。お腹には忘れ形見の娘、シアちゃんがいて、彼女は28歳になった2月に出産するものの、精神的にはひどく打ちのめされていたという。

「もう二度とマークのような理想の男性には会えないだろう」と思っていたナズさん。しかし、出産後数週間で彼女は、オンライン・デートサイトで、死んでしまった婚約者に信じられないほどよく似た男性に出会うことになった。「とてもクレイジーな出来事でした。マークと話しているように感じたけれど、それがマイケルだったんです」と彼女は語る。

「マークはかけがえのない人で、似ている人がいるなんてありえないけれど、それでもマイケルは思いやりにあふれ情熱的で、彼と全く同じだと感じました。183センチの身長に長くて茶色がかった金髪、青い瞳、ギターを弾いてくれるところもマークそっくりで……」と、“似ているリスト”がエンドレスに続くほど、短い期間で意気投合したそうだ。

「二度と恋に落ちることなんてないと思っていた」と、辛い別れを経験したナズさんだが、マイケルと年の初めに出会って以来、離れることのない日々を過ごしているという。

「マイケルは娘のシアととてもうまくやっているし、私も娘に『あなたの父親がどういう人だったか』について教えている。いつか娘が大きくなったら父親の遺品などを共有するつもり」と娘への思いを語りながら、ナズさんは新しい未来、再び幸せになるための関係を築こうとしているそうだ。

容姿だけでなく、人格的にもとても似ているマイケルに出会えたことは幸運だったと語るナズさんの話題を伝える記事には、辛口のコメントも寄せられてはいるが、「彼らにとって本当に良いことだ」「個人的にはマイケルを置き換えているだけのようにも思えるけれど、彼女の幸せを祈っているよ」「悲しみは人によってそれぞれだ。二人の幸せを祈ろう」といった大人の意見が多くの人々の共感を得ている。