元祖「牛の丸焼き」3頭分、実に3600人前を食べに行ってきました
1972年にアメリカへ牧場経営を学びに派遣された町職員が丸焼きの技術を日本に初めて持ち込んだ、と言われているため、牛の丸焼きの元祖は北海道の池田町になっているそうです。ということは、きっと池田町の牛の丸焼きはほかの牛の丸焼きよりも何か差があるに違いない!ということで、これまでさまざまな牛の丸焼きをむしゃむしゃしてきた経験から、いてもたってもいられない状態になったので、一念発起して「第41回池田町秋のワイン祭り」にやってきました。
http://www.kankou-ikeda.com/?p=757
札幌から約160分ぐらい「スーパーおおぞら」に揺られて、池田に到着
これが「スーパーおおぞら」、グリーン席だと電源コンセントあり
前売り段階で5000枚のチケット(大人4000円、中高生2000円、小学生1000円、未就学児無料)は完売
ワインの街なので巨大なワインオープナーのモニュメントがお出迎え
とことこと10分ほど歩きます
歩道橋の上から駅を見たところ。駅前にコンビニなどはありません。
自動車が続々と駐車場に到着、さらに観光バスもどんどんやってきます
10時前時点はこんな感じ、人だらけ
最後尾へ
大体9時44分に池田駅に到着し、最後尾に来たのが9時57分頃。列はさらに上の広場の方へ伸びています。
既に広場の方からはどんちゃんとにぎやかな声やら音楽やらが漏れ聞こえている状態
振り返るとさらに自動車組とバス組がやってきており、列はさらに伸びまくっているという有様
10時20分頃、やっとこさここまで来ました。10時開場なので、並び始めてから30分経たずに中に入れるわけなので、問題なし。
チケットを見せて半券とともに割り箸・透明コップ・焼き肉食べ放題用のトレー、そしてプログラムと地図とが一体化したしおりチックなペラ1枚を渡され、いざ中へ入るとこんな感じ。既に修羅場。
奥に進めば進むほど丘のように盛り上がっており、会場のド真ん中にででーんと鎮座しているのが牛の丸焼き会場
ぐるりと何重もの列に取り囲まれており、ここが本来の入り口ですが、人が多すぎてもはや機能していません
ちゃんと池田町で育った牛が提供されます
ぐるぐると回りまくってようやく最後尾を発見
ワイン祭りでは商工会青年部員が牛3頭(6台:1台で牛半身600人前)を十勝備長炭で夜通し焼き上げたものがふるまわれることになっており、こんな感じで目の前でカットしているのをじろじろと見ることが可能
全部で6台もの牛の丸焼き機が魔方陣のように並んでいる様は圧巻のド迫力、何かが召還されそうな雰囲気
並んでいると以下のムービーのようにして、中央にある牛の丸焼きを見ながらぐるぐると回る感じ。
牛の丸焼きを切り分けているところin第41回池田町秋のワイン祭り - YouTube
既に丸焼きが1つ、消滅していました。はやい。
手並みも鮮やかにどんどんカットしていきます
とか言っている間に次の牛の丸焼きがご開帳
針金をぐるぐるに巻いて固定してあり、見た目は大きな焼き豚といったところ
手順としては、次に以下のムービーのような感じでレバーをぐるぐると回転させて牛の丸焼きを切りやすい角度にします。
焼き上がった牛の丸焼きin第41回池田町秋のワイン祭り - YouTube
どういった順番に切り分けるかの手順確認中
まずは針金を次々と切っていきます
針金が切られ、支えを失った牛の丸焼き肉がどどーんと登場
今回の牛の丸焼きはあまりにヘビーサイズだったので脂身部分が下に自重でおこぼれ落ちそうになり、あわてて手で支え、助けを待っている状態。
どれぐらいの勢いで脂がしたたり落ちまくっているのかというのは以下のムービーを見ればわかります。実にジューシー。
脂がしたたり落ちまくる牛の丸焼きin第41回池田町秋のワイン祭り - YouTube
残りの2人が大急ぎで網を持って駆けつけます、ぎりぎりセーフ。どよめいていた会場の皆さんもおおーっという感じで一安心。
ここからはキレイに牛の丸焼き肉をカットしていくターン
周りの人たちも興味津々
なんだか見たことのあるような部位をどんどん切り分けていきます
どれぐらいの速度かというと、以下のムービーのような感じ。
牛の丸焼き600人前in第41回池田町秋のワイン祭り - YouTube
実にうまうまそう&手際よくカットされていくので思わずニッコリ
容赦なく刃を突き立て、カット&カット
会場のボルテージも上がっていきます、期待大
豪快なカッティング、飛び散る油と肉汁、まさにワイルドな様子のムービーは以下から。
牛の丸焼きカット中in第41回池田町秋のワイン祭り - YouTube
カットされた肉の塊はさらに網で焼かれて火を通されます
メラメラ
どんどん置かれてどんどん焼き上げられていきます
あれだけ脂を落としたのに、炎の柱が上がりまくるほど
焼き上がった牛の丸焼き肉は出口近くの建物の中でさらにカットされます
そしてここで塩コショウをかけられます
サラサラ
そして出口にてどんどんとトレーに入れられた牛の丸焼き肉が渡されていくという流れ
そんなわけでやっとこさゲット
熱々のステーキが大好きという人には向いていませんが、肉自体にうまみがあるため、ローストビーフが好きなのであればオススメです。シンプルな塩コショウだけで十分ウマウマであり、さらに屋外のこういうお祭りの場で食べるからこそのおいしさというモノが感じられます。
・つづき
シャケ丸ごと5匹分を使った豪快すぎる巨大「チャンチャン焼き」を食べてみました - GIGAZINE