By Pia

トピックで分類されグループ化されたテキストやメッセージの交換を目的とするネットワークのUsenet上で、画像や動画といったバイナリーデータを保存する有料ニュースサーバ「Giganews」の元社員が、FBIによってGiganewsが裏からコントロールされている事実を告発し、その詳細を公開しました。

Giganews Is an FBI Operation

http://cryptome.org/2014/09/giganews-fbi.htm

Nick Caputo氏はオースティンにあるGiganewsのオフィスでシステムエンジニアとして勤務していた経歴を持ちます。ユーザーがマルチメディアコンテンツをダウンロードするのをサポートできるUsenetを愛していたというCaputo氏によると、Usenetでポルノや児童ポルノコンテンツを配信しているニュースグループが存在しており、Giganewsはユーザーからのタレコミで、その存在について知っていました。

ある日、Caputo氏はGiganewsの関連会社であるData FoundryのCEOから児童ポルノを配布しているニュースグループを排除するよう依頼を受けました。ところが、依頼通りに排除を実行したCaputo氏を待っていたのは、GiganewsおよびData Foundryの役員からの、削除行為についての厳重な注意でした。その後、削除したニュースグループは、Caputo氏がアクセスを許可されていなかったバックアップから復元されることになります。

Giganewsの行動や自分自身への処遇に疑問を抱いたCaputo氏は、一連の経緯についてFBIにメールで密告。メールの内容に関してFBIから呼び出され、2人のFBI職員と面会することになったCaputo氏を衝撃の事実が待っていました。2人のFBI職員に事の経緯を話していると、Scott Kibbey氏という名前の職員がGiganewsのCEOと知り合いであることを明かし、「Giganewsに戻らないか?」と提案。Kibbey氏は「もし会社に戻る意志があるのなら、新しい名前・ID・免許証を用意する」とまでCaputo氏に提案してきたとのこと。

By Spyros Papaspyropoulos

Kibbey氏の話を聞いている内に、Caputo氏はもう1つの驚くべき事実を知ることになります。それは、目の前で話しているKibbey氏とCaputo氏がGiganews入社当時に同僚として一緒に働いていたこと。Caputo氏によると、Kibbey氏は複数の偽名を使いGiganewsやData Foundryの役員に名前を連ね、それだけではなくUsenet上の他のニュースサーバにも偽名で役員として働いていることになっていました。Kibbey氏はユーザーのログイン情報に簡単にアクセスでき、かつニュースサーバに勤務している他のFBI職員がアクセスしやすいように裏から操作していたそうです。

Caputo氏は「Usenet上でダウンロードおよび共有されたコンテンツは全てFBI、もしくは政府によって検閲を受けており、GiganewsはFBIの作戦の1つである」と主張し、Giganewsへの配信をストップするようニュースグループに警告。また、告発に関する資料をCryptome.orgにアップロードしています。この資料にはKibbey氏とのやり取りを示すメールや、Giganews・Data Foundryの職員名簿などが含まれています。

Giganews Is an FBI operation(17.5MB)

http://cryptome.org/2014/09/giganews-fbi.zip Caputo氏は今回の告発が違法であることを認めつつ、「Giganewsのユーザーに真実を伝えたい」と述べており、Giganewsが今後どのような対応をするのか、気になるところです。