ミランがチェルシーFWトーレスの獲得迫るもレンタル拒否で難航か

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 日本代表MF本田圭佑が所属するミランが、チェルシーに所属するスペイン代表FWフェルナンド・トーレスをレンタル移籍での獲得に迫っていると、イギリス紙『デイリーミラー』が報じている。

 同紙によると、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は、F・トーレスの獲得に自信を持っている模様。しかし同選手は3年契約での完全移籍を希望しており、レンタル移籍での獲得を狙うミランとの間に食い違いがあるため、交渉が難航していると伝えられている。

 ミランは、イタリア代表FWマリオ・バロテッリがリヴァプールへ移籍したため、FWの補強を狙っている。以前報じられていた、ポルト所属のコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスは、移籍が実現しないためF・トーレスへと狙いを変えた模様。ミランは同選手の獲得をが目前と見ており、31日に行われるセリエA開幕戦のラツィオとの試合に間に合うだろうと見込んでいる。

 しかし、チェルシーが設定している最低移籍金の2500万ポンド(約43億円)の支払いに難色を見せているミランは、完全移籍で同選手を獲得する可能性は低い。クラブと選手との間に希望する移籍条件に差があるため、同紙はF・トーレスの獲得が目前と見込むのは時期尚早だとしている。

 F・トーレスは2011年にリヴァプールからイギリス史上最高額の5000万ポンド(当時のレートで約65億円)でチェルシーに移籍。リヴァプールでは公式戦142試合の出場で81ゴール挙げていたが、チェルシー加入以来、172試合に出場しており45ゴールに留まっている。今シーズンは、スペイン代表FWジエゴ・コスタ、コートジボワール代表FWディディエ・ドログバに次いでFW3番手。24日に行われたプレミアリーグ第2節のレスター・シティ戦ではメンバー外となっていた。