現地時間24日、敵地でのレッドソックス戦に先発したマリナーズ・岩隈久志 [Getty Images]

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● レッドソックス 6 - 8 マリナーズ ○

<現地時間8月24日 フェンウェイ・パーク>

 マリナーズの岩隈久志投手が現地時間24日、敵地でのレッドソックス戦に先発。先発登板ではメジャー自己最短となる2回3分の1で6安打、5失点とまさかの大乱調。今季13勝目を逃した。

 8月の防御率0.61と絶好調の岩隈が今回対戦するのは、今季2度目の対戦となるレッドソックス。だが、6月25日の前回登板では今季最短となる4回8安打、5失点で降板するなど、過去3度対戦して未勝利と苦手としている。

 初回に3点を先制してもらった岩隈だが、先頭ホルトに三塁線を破られ、安打を許してしまう。続くペドロイアは遊ゴロに打ち取ると、オルティスからはスプリットで空振り三振を奪い、二死二塁とした。しかし、セスペデスに左前に運ばれ1点を失うと、ナポリ、クレイグに連続死球。そして二死満塁から、ミドルブルックスに右前安打を打たれ、さらに2失点。この回だけで39球を投げ、同点とされてしまった。

 不安定な立ち上がりとなった岩隈だったが、2回は先頭バスケス、続くホルトをともに遊ゴロに打ち取り、あっさり二死を奪取。2番ペドロイアも左ライナーで、三者凡退とした。

 これで立ち直ったかに思われたが、3回の先頭オルティスに死球を与えると、セスペデスに左翼フェンス直撃の二塁打を放たれ、無死二、三塁とピンチを広げる。その後、ナポリの二ゴロで一死を奪ったものの、その間に三塁走者が生還し1失点。続くクレイグに遊撃への内野安打を許し、さらにミドルブルックスに左二塁打を浴び、この回2失点目。岩隈は結局、ここで降板となった。

 岩隈はこの日、2回3分の1で67球を投げ、6安打、5失点、1三振、1四球、2四球という内容。8日のホワイトソックス戦から続く連勝を4に伸ばすことはできなかった。

 マリナーズは4-5の5回に2点を奪い、逆転。3連勝を飾った。